A前側のカーボンロッド位置決め
前側のロッドは主翼スパーの後ろ側を通します。
(透明で見やすいMicro Airの写真3枚で確認してください)
穴は胴体の下部から上に向かってアライメントをとりながら
順にあけていきます。まず、主翼を差し込み、
ロッドの通る位置を確認しながら胴体にペンでマーキングします
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(1)穴あけ用に写真のような治具を作ります。
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マチ針を曲げたもので胴体幅の中心に
ガイド穴を開けるものです。
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カーボンロッド
(今回ロッドは全てφ1.8mmを使いました)の
先端を四角錐状に削ってキリとして使います。
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LEDライトは局所的に強力に明るくすることが出来るので、
ガイド穴にキリロッドを、あてがう時に使います。
マイクロエアーはフィルムが透明なので必要なし。
(2)胴体下部の穴を開けます(上記マチ針とキリロッドを使う)
(3)胴体の主翼差込穴−下側の穴を開けます。
マチ針でガイド穴をあけておき、裏側からキリロッドで突孔します。
Micro Capはフィルムが白くて、ガイド穴が見えづらいのですが、
LEDライトで裏側から照らすと透けて、はっきり確認できます。
(4)主翼−下側の穴あけ(左右長さアライメント)
主翼を差込み、左右の長さを測ってセンター位置にアライメントします。
カーボンロッドのキリではなく、平たくなっているものを胴体下部から差込み
主翼に押し付けてグリグリし、穴位置をマーキングします。
主翼を取り外し、マーキングされたところにキリロッドで穴を開けます。
(5)主翼−上側&胴体上側の穴あけ(垂直尾翼に対して直角アライメント)
主翼を差込みカーボンロッドを途中まで入れて主翼の下側を固定します。
垂直尾翼に対して直角になるように主翼の位置調整をします。
自分のMicro Capはこの時に胴体が捩れている事に気づき、
アイロンでねじれを直しました。(カラーリングフィルムの影響?)
Micro Airは大丈夫でした。
アライメントが決まったら、ずれないようにカーボンロッドを抜いて、
代わりにキリロッドを入れて主翼上側の穴を開けます。
この時に胴体も一緒に開けてもOKですが、切り粉がたくさん主翼の中に
入ってしまうのが気になる方は2度に分けてください。
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(6)カーボンロッドのカット
カーボンロッドがスムーズに入るように
先端を丸く削ります。
胴体に挿して行き突き当たって
止まった状態で
胴体下に2mm程出る長さでカットします。
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B後側のカーボンロッド位置決め
後側の穴位置はこの辺です(写真をみて)
(以下前側ロッドとほぼ同じ手順になります)
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ロッドの通る位置を胴体にペンでマーキングします。
(1)胴体下部の穴を開けます(マチ針とキリロッド)
(2)胴体の主翼差込穴−下側の穴を開けます
(3)主翼−下側の穴あけ(胴体との直角アライメント)
主翼を差込み、前側ロッドを差し込んで固定します。
翼端〜胴体後縁の長さが左右同じになるようにアライメント調整します。
先の平たいカーボンロッドを後側の穴に差込主翼に押し付けて跡をつけます。
主翼を外して跡のついた部分にキリロッドで穴を開けます。
(4)主翼−上側&胴体上側の穴あけ
主翼を取り付けて後側の穴を覗き込み穴位置を合わせます
キリロッドを差込み、主翼−上側と胴体上側の穴を開けます。
(5)カーボンロッドのカット
前側のロッドと同様にカットします。
C穴の補強
カーボンシートへの穴あけはφ1.8ダイヤモンドビット
(PROXON_No.28222)を使いました(写真左)
先に穴をあけてから必要な大きさにカットします。
大きさは幅8mmで長さは適当ですが15mm位です。
胴体と主翼に2枚ずつ、計4枚必要です。
カーボンシートを張る前にバルサを0.15mm程度削って
カーボンシートの面位置が揃うようにします。
(要は主翼が引っかからずに抜き差しできればいいのですが)
接着はカーボンロッドを通して位置ガイドにします。
(もちろん主翼と胴体別々に)
僕は30分エポキシ接着剤を使って気長にやりましたが、
しっかり付けば何でもいいでしょう。
(1)前側の穴はカーボンシート(0.15mm厚)を貼ります。
(2)後側の穴は低粘度瞬間接着剤を染み込ませて、
硬化したら、もう一度キリロッドで穴を整えます。
胴体下側の穴も同様に瞬間で処理します。
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