機長:1220mm、翼面積:30.9d㎡、翼型:Zagi999 全備重量:570g目標(7セルバッテリー含む) 翼&胴体構造:発泡スチロール(前縁EPPスチロール+PSPスチロール)
チップ・ハイドが夢中になるという 遊びの飛びを体験したかったので嬉しいです。(^-^) カバーリングまで、こぎつけましたので製作記事をアップしました。 タイミングよくRCAW誌2001年3月号の118ページに製作記事が載りましたが 写真入りなので参考になりました。 製作の詳細&手順については製品の組立説明書を参照してください。 自分で作って迷ったり困ったり疑問に思ったことや注意点を書きます。 英文の組立説明書がわかり難いのですが 直訳した和訳説明書はもっと理解に苦しみます。(T_T)ノ その点、RCAW誌の製作記事は写真入りなので参考になりました。 ただ、ポイントのみの記事なのです。 この手の発泡スチロール材料の飛行機が馴染めない自分は 3点の資料をつき合わせて組立をはじめたのです。(;_;) 製作にあたってできるだけ軽量化を図り、 パワフルで高性能な機体作りを目指しました。 付属モーターは非力との情報があったので使い慣れた QRP HYPER 400/35T-RV(逆転仕様)を用意しました。 機体製作では軽量化は図る余地が少ないので、 メカはハンドランチグライダーで使用した最軽量メカを移植しました。
リンケージ:付属リンケージ モーター:QRP HYPER 400/35T-R プロペラ:付属プロペラ バッテリー:7N-500ARまたは8N-500AR スピコン:MA11 受信器:Futaba R113F サーボ:Hitec HS-50(5.8g)×2個 RC装置:3ch(エレボンミキシング、スピコン)
”表面を美しく仕上げたいなら”と RCAW誌の製作記事に書いてあったので買いました。 幸か不幸かたまたま模型屋さんにホワイトの在庫が1個あったので 買ったのです。\900 使用方法は水で薄めてバルサ板の端切れで、 主翼全面に塗り広げてゆくのです。 乾燥したら、サンドペーパーで仕上げして掃除機で粉を吸い込むのです。 書けば簡単ですが、使用方法がわからず、水で薄めないで そのまま指の先につけて塗りこんだのです。 乾いてボロボロと落ちるのです。(T_T)ノ いくら軽量だからといってつけすぎて重くなるのも嫌です。 乗りかかった舟ですから、意地で全面に塗布して 表面をツルツルに仕上げましたが、その上からフィラメントテープや 梱包テープを張るので意味ないです。 マイクロ・フィルは塗装の凸凹を修正するのによく利用されるのですが、 ZAGI-400には不要と考えます。 思わぬ時間をとられる結果となりました。
難解な製作説明書に苦労しながら、製作をすすめたところ、 フィラメントテープを張り終えて、ふと気がついたのです。 発泡スチロールの翼端部に段差があるのです。 前縁EPPスチロールがひけてPSPスチロールとの接合部との間に 大きな段差が生じているのです。 これって何も説明がないのですが当然、カットするのですよね。 不安を覚えつつも、この段階でカットしました。 後で考えると当たり前かも知れませんが、発泡スチロールの材料は 切ることに抵抗があるのでちゃんと明記して欲しい個所です。
結論から言うと発泡材料の機体を今後ともてがけるなら、 これは買っておいたほうが良いです。 3M No.77を指定するのは、よくわからないケミカル製品なので、 専門家の言うことを聞いておいた方が安心感があると思ったからです。 職場でも似たようなスプレーを使っていますが用途が違うのです。 とはいえ、この3M No.77 スプレーは東急ハンズやロフトのような専門店にしか 置いてないのです。わざわざ車で行ってやっと見つけたのですが、 1,800円というあまりの高値に驚いたのです。(@_@) この半分の容量でよいので、1,000円以下で売って欲しいです。 凝り性の自分はトコトンやらないと気がすまないので 準備に時間がかかるし製作も遅いです。 ほんとうのところの結果についてはわかりません。(^_^;
製品の組立説明書に18mm幅のフィラメントテープが 必要と書いてあったのですが、結局、入手できなかったのです。 何でも揃っている東急ハンズさえありませんでした。 グラステープという名称のテープがありましたが、ものが違うのです。 以前から使用していた”15mm幅のフィラメントテープ”はタミヤ製ですが、 RCカー用品がある模型屋さんならどこにでも売っているものです。 これを代用しました。インチとミリの違いによるものでしょうが 自分のように説明書に忠実に製作しようという人は戸惑うところです。 幅が狭いので強度が気になります。 18mm幅のフィラメントテープって日本で売っているのでしょうか?
この部分が直訳した和訳説明書では意味が解りませんでした。 英語が苦手な日本人泣かせの難解なこの手の和文は難しすぎるのです。 ラジコン機を作った経験の無い人が和訳すると、こうなるという悪い見本だと 思いました。 ここは処理してしまうと取り返しの効かない部分なので慎重になったのです。 特に垂直降下をする場合にはテープを3本並べて張るように指示されています。 これはすべての部分について3本並べるのでしょうか? それでは全面フィラメントテープだらけになってしまいます。 おまけにその場合は重量が増えてしまうとも書いてあります。(;_;) 読解力のない自分は3種類の製作記事を眺めて最終的に左翼端に沿って 右翼中央部までのテープを2本並べて張り、他は1本としました。 気にしない人はどうでも良いのかも知れませんが。 ザギーを意図的に点になるまであげてから急降下させたら フラッターを起こして破損したそうです。 この情報を事前に聞いていたので、翼端部分は補強したいと思ったのです。 責任は負えませんので自分の判断で処理してください。 ★ただし、この手の機体は軽量化できるかがパワーの差につながりますので 重くしてはいけません。
土手フライト仲間のO方さんに嫁にもらってもらいました。 綺麗に完成してくれて飛びも予想以上でした。 O方さんからフライト・インプレいただきました。 これをもってZAGI-400製作記事最終回とさせていただきます。m(_ _)m O方さんのフライト・インプレ しばらくRCから離れていたのですが、復帰するにあたって 手頃な機体を探しており、Clickという全翼機のパークフライが目に留まりました。 でも、その機体なら余っている機材と飛行場所を考慮して、その昔米国で 流行っていた400クラスのZagiがいいなと考えて始めていたのです。 つねたんに話したら製作中の「Zagi-400」を譲って頂けるというのです。 それも一番面倒なテープ張りが終了した状態(ARF版?(^^;))です。 生きているといいことがあるものだなぁと、しみじみ感じながら、 フライトインプレッションを書くことを条件に早速受け取って来ました。 そういうわけで、このパートは私が書くことになりました。(笑) 機体の仕上げにあたってはこれといって特殊な変更はしておりません。 エレボンを取り付け、メカを積んでシビアな重心を合わせたら完成でした。 ただ、モーターはキットに付いていた400クラスモーターに換えて QRPのギヤダウン用赤モーターを利用し、8セルで飛ばします。 電流は10A程度流れているみたいなので、500mAのNiCDだと 2、3分と言うところでしょうか、ちょっと短いですね。 HeCellなどのNiMHにトライしてみる価値がありそうです。 さて、飛びの方は初フライトから全く問題がありませんでした。 たまたま重心位置が良かったのか、帰投するまでトリムすらさわらなかった フライトはこれが初めてでした。 RCを始めて間もない頃、価格につられてGWSのB2(ステルス)で 抱き始めた自信も機体も木っ端微塵にした苦い思い出があった全翼機ですが、 Zagiは上昇もなかなか良く飛行中は驚くほど安定しています。 Zagiにはサーマルバージョンもあるようですが、 Zagi-400も飛行中にモーターを止めると綺麗に滑空してくれます。 その日2回目のフライトでは少しグルグルやってみましたが、 表裏の見分けがしづらいものの、小回りも効いてキビキビと飛んでくれます。 米国ではスロープ版のZagiでコンバットフライトも盛んに行われていたようですが、 流行る理由がわかるような気がします。 国内ではOK模型から買えるようです。 スチコアに梱包テープですから少々手荒に扱っても壊れにくいところがいいですね。 車に乗せておけばちょっと取り出して遊べる機体ですから、 普段いろいろな機体にトライされている方々にも息抜きで飛ばせる おもしろい機体だと思います。
タブを付けたので、とても手投げし易くなったそうです。 今回はHeselニッケル水素バッテリー1100mAhに積み換えて飛ばしていました。 ニッカドに比べて、ちょっと重くなったそうですが長時間フライトできます。 ニッケル水素モードで1C充電ですが1,200mAhほど入るそうです。 今、巷で噂のリポを搭載したらもっと軽快なフライトが期待できることでしょう。 R/C HOBBYの”リポスピコン”(400クラスのリポ対応スピコン)との セットで使いたいです。