第1回ムサシノ飛行会



1999年5月1日(土)早朝5時に横浜の自宅を出発しました。

道が空いているので埼玉の島崎さん宅までの最短コースとして16号線を八王子まで

行きましたが、この時間でも結構、道路が混んでいました。

青梅からはガラ空きの圏央道経由で関越自動車道「東松山INT」で降りましたが、

既にその先は大渋滞が始まっていました。島崎宅経由で近くの飛行場へ行きました。

自分にとってはムサシノ模型飛行機研究所は特別の存在で20歳の時に

初代の館林さんと出会ってから35年ぶりに二代目島崎さんとお会いしたので

青春時代にタイムスリップしたようです。

参加者が持参した機体を飛ばして、あっという間に時間が経ってしまいました。

自分のハミングカブ号の撮影を忘れていました。(^_^;


画像をクリックすると少しサイズアップした画像で見られます。
島崎さん:電動スカイウォーク・プロト機(ムサシノ)

ハンドランチグライダー(HLG)で定評がある「スカイウォークUの電動試作機」です。

「スカイウォークUもこのように改造して楽しんでいただければ」との島崎さんの

メッセージでした。製品化される場合はどのような仕様でデビューするか楽しみです。

剛性がとても高い主翼の特性を活かしたキレの良いフライトはサーマルハンティング

のみならずスポーツフライトとしての楽しみも満喫できるのではないでしょうか。
島崎さん:スカイウォークU(ムサシノ模型)

HLGの名機「スカイウォークU」です。自分の初代「スカイウォーク」とは

主翼の翼型が違っている3代目です。

自分の「スカイコアラ改」に取り付けてテストした結果でも

違いがハッキリ表れました。
スカイウォークU手投げ準備

島崎さんによる発進です。
スカイウォークU手投げ発進

「ブィーン」という強烈な風切り音を発して、あっという間に高度を稼ぎました。

ハンドランチグライダーは体力とテクニック、自然が相手なので

ごまかしがききません。

この日はサーマルが粒で発生して、なかなか降りてきませんでした。
島崎さん:ホープ26(ムサシノ模型)

開発にあたって試作はこの1機で、すんなり決まったそうです。

名機「ホープ26」と設計者の島崎さんです。4サイクルのサウンドとダイナミックな

飛びがマッチして素晴らしいデモフライトをしていただきました。

手前にはホワイト・ウィングスの紙飛行機が・・・これも素晴らしい飛びでした。
島崎さん:プレイリーL(ムサシノ模型)

機体は10数年、エンジンはオーバーホールしながらも20数年経っているそうです。

新潟の坂本さんの電動化プレイリーと雰囲気が似ていました。

意のままに操れる分身ですね。
ケイルさん:ロイヤル・キャナリー(イリサワ)

今は絶版となったイリサワ製の完成機だそうです。相当手をいれたそうですが、

当時はこんなにも手の込んだ製品もあったんですね。

曲線を活かした素晴らしい芸術品です。

06エンジン機用の機体でしたが電動機に改造して優雅な舞いを見せてくれました。

ロイヤル・キャナリー

水平尾翼まで翼型がついていました。(^_^;

ケイルさん:エスパー400(QRP)

目の覚めるようなスタントを披露していただきました。

特にロールがきれいに決まっていました。基本技が素晴らしいです。
ケイルさん:ルミナス(パイオニア)HLG

水上機のイメージが強かったケイルさんですがHLGもやっていたんですね。

ヘリもやったそうでレパートリーの広さに驚きました。
ケイルさん:モスキートモス号(ムサシノ)

倒立エンジン搭載、胴体は隔壁なしで水糸は胴体内を貫通しています。

軽量化の肉抜き加工と補強加工の結果、とても芸術的な美しい作品に仕上がった

スペシャルバージョンです。3点式フロートも自作し、タイヤを外すだけで

ワンタッチ装着できます。フロートは羽毛のように軽いので驚きました。

さすが水上機のベテランです。
つねたん:スカイコアラ改(ムサシノ模型)

現在は絶版となったサーマルグライダー「スカイコアラ号」を電動化し、

主翼はハンドランチグライダー「スカイウォーク」を流用した複合機です。

画像は島崎さんの「スカイウォークU」の主翼を取り付けてフライトしたものです。

自分で言うのも何ですが素晴らしい飛びでした。(^-^)

プラネタギヤ(4.5:1)+グラウプナー巨大ペラ(12×10インチ)+全備重量550gの機体の

組み合わせ結果はノーマルS400モーターでも垂直上昇できることを証明しました。

島崎さんによる奥義「ラダーロール」の華麗な技に魅せられ、自分もこの後、

ラダーロールの練習に励むことになりました。