第4回FAC飛行会



1999年11月28日(日)Falcon Aviation Clubの4回目の飛行会がおこなわれました。

突如、企画された今回の飛行会は神奈川支部の緒方さんの切なる希望で

年内に飛行会をすることになりました。

単休(1日)ではありますが、この提案に異論があろうはずもなく、横浜の自分は

午前2時出発、川崎の緒方さんは前夜出発で高速道路のパーキングエリアでの仮眠で

参加という強行軍でした。

鬼怒川河川敷のフライトエリアに、まだ夜もあけやらぬ早朝4時半に着き、

さて仮眠でもするかと思ったら栃木メンバーが続々とくるではありませんか。

ラジコン飛行機のことになると日頃の「家庭との両立」なんてどこかへ

とんでしまい夢中になってしまう、自分も含めて困った人たちです。(^_^;

早朝から抜けるような青空が広がり微風快晴の絶好のフライト日和となりました。

この時期の栃木の早朝は機体や主翼に薄く着氷して重くなってしまうのには驚きました。

今回の見どころは岩元さんの通称「空くらげ」どんな飛びなのでしょう興味津々です。

川田さんは力作540クラス電動機「ピッツ岩崎バージョン」をひっさげての参加です。

今回は自慢の愛機を持ち寄って競うこともなく、ただ飛ばして楽しむ気楽な催しです。

各自から寄せられたコメントを画像につけて、そのまま載せました。

画像は少ないのですが各自が持参した機体は多く、

ちょっとしたラジコン飛行機大会のようです。

画像をクリックすると少しサイズアップした画像で見られます。
岩元さん(栃木県)

■「空くらげ」改め「Sky jelly」

ゆっくりゆっくり飛ぶので私のような初心者の周回練習とローパス練習には最適です。

飛ばしていると子供や若い奥さんたちも寄ってくるというフェロモンが出て来ます。

散歩の犬も飛びついて来ます。

「ラジ技」98年10月号の釘宮さんの製作記を参考にさせていただきました。

でも、オリジナル430gに対して510gとは...。

竹ひごは重かったり変形していたりして製作に手こずりました。

よけいな張り線も多いです。

カイト用のカーボンロッドが手に入るらしいので、

次回の「2世」はカーボン仕様を考えています。
川田さん(群馬県)

■Pitts S2B(自作)

540クラスの電動機です。カラーリングが途中でしたが

遠くから見るとなかなかカッコいいと思います。

よく見るとフィルムの貼り方なんか非常に雑で恥ずかしいです。

まだ調整がイマイチで一応飛びましたが面白味がありませんでした。
川田さん

■EXTRA300モゲ(自作)

製作してから1年が経過し、現在は10セル仕様になりました。

調子に乗ってグリングリンしてましたが、

もともと技術が無いのでヨレヨレになってしまいました。

唯一、4ポイントロールだけは決まっていたと自分で思いました。(^^;
川田さん

■トンビー400:手前の機体

いつでも安心して気軽に飛ばせる良い機体です。

けっこう長時間飛ばしましたがバッテリーは半分以上余ってました。

トンビーは鬼怒川エリアと相性が良いみたいです。

■スーパーモゲ:奥の機体

前回の飛行会でデビューしたHLGですが、その後、主翼の改良を重ねて、

より旋回性能を向上させました。

今回も、たまたまマグレでサーマルにヒットし、ラッキーでした。(^^

(なんとノーコンになるほど高く遠くまで飛んでしまいました)
緒方さん(神奈川県)

■Smile-400

エルロン機としては初めての機体でしたが、グリグリできてとても面白かったです。

飛びも軽いし、見た目もかわいい、ほんとにいいキットだと思います。

適当な位置に張り付けた受信機で重心が合ってしまったので、なんの調整も無しに

あっけなく飛んでしまい、あらためてQRPさんの機体設計に感心した次第です。

■Pibros H400D:左の機体

藤沢土手飛行場で壊れて以来、放って置いたのですが、急遽出発前に修理して

鬼怒川に持ち込みました。やはり広いところはいいですね。

デュアルレートで舵角を増やして思いきりグリグリを楽しみました。

スチレンペーパーで作った格安機ですが飛びはなかなか素晴らしいものがありました。

次回は重量軽減を狙って中空もなか構造でトライしてみたい機体です。
緒方さん

■Platter

インドア用のスチレンペーパー円盤機です。

エキジビションで一回フライトさせましたが、

風のせいでホバリング状態となりました。少しの風にも弱いので、

パークフライヤーとしては難しいですね。
杉山さん(栃木県)

■ドラえもん(自作)

名取さんに感化されて作り出したものですが、貧乏人の私としては、

新規にメカ購入することができず生地完のままでした。

足をエレボンにしてコントロールします。

■REPSE(自作)

ドラえもんの下敷きになってる機体です。

QRPさんの名機 Esperの諸元をいただいて自作しました。

テストフライトでは良好な飛びっぷりだったのですが、

本番のこの日エルロントラブルにより散華しました。

■エンテPLG

ドラえもんの顔に乗ってる機体です。

茂木のエアショーで見たエンテ機(まるでスターウォーズ)に刺激されて、

エンテを作りたいと思いましたが、その実験としてPLGを作ってみました。

今回の出展作品の中では一番飛びっぷりがよかったです。
阿蘇さん(栃木県)

阿蘇さん(右端)は凄いゲストをお誘いしてくれました。

航空ページェントでお馴染みのオートジャイロ機のRADさんこと萩原さんです。(中央)

赤井さん(左)も来ていただき、素晴らしいデモフライトをしていただきました。

お土産として貴重なバルサ製のプロペラと折りペラをいただきました。
オートジャイロ機「タンポポ」のスタートです。

初めて見る人が多いFACメンバーはオートジャイロ機の飛行ぶりに興味津々です。

実に安定して、あっけなく飛び上がってしまいました。

着陸するまで、みんなの目線は釘付けでした。
ヤマトタケル

世界初のカナード、アエロバティックス機です。

操縦技術とあいまって素晴らしいフライトを見せて頂きました。

まるで鬼怒川版航空ページェントですね。(^-^)

変った機体が大好きなFACメンバーはきっと電動機で挑戦することでしょう。
萩原さんからのプレゼント

左は昔懐かしいフリーフライト機に使う木製の折りペラだそうです。

右はバルサのペラです。天女の羽衣もかくありなんといった驚きの軽さです。

萩原さん、ありがとうございました。
阿蘇さんからのプレゼント

ムサシノのハミングカブが大好きな阿蘇さんが、この日のために作ってくれたものです。

白雪姫と7人のこびとの歓迎を受けて我が家の玄関に置きました。阿蘇さんありがとう。

画像はないのですが機体の紹介を兼ねた各自のコメントです。 (阿蘇さん) ■AM400Vmk2(自作) クラフトるうむさんの名機ミニマンバのパクリで作った無尾翼スポーツ機。 数々の試練をくぐり抜けた傑作機!多少の風など気にしない飛びと、 なぜかゆっくりも飛べるダイナミックレンジの広さが自慢です。 但し1フライト毎に確実の私の脳味噌が溶けて行きます。 ■ハイパちゃん QRPロッキーベースのモグラです。エレクトラ400ではありません。 11×8ペラを遊星ギアとハイパー400青ラベル、8セル500ARで駆動。 ラダー面積増大、練習用から強風用のスペア主翼は3枚あります! ■Middy 強風用ハンドランチ(のつもり)前日の初飛行でエレベータホーンが 折れているのに投げてノーコン、尾翼大破。1夜にして復活したものの重くなって、 手投げは辛いので結局ショックコード用になりました。美人短命とも...。 ■空撮機BE1 ”働くRC機”のはずが、当日ラダーがゴネて動かず飛ばせませんでした。 飛んでいればHPの画像がさぞ華やかなものになっていたかと思うと悔しくて 眠れませんでした(ウソ) ■スワロー10(自作) ツバメ型ゴムパッチンFF機、名前の後ろの10の意味は10秒しか飛ばないので...。 バンド空き待ちには使えます。 ■名前無し V尾翼ゴムパッチンFF。先日チビがサッカーゴールに命中させてくれ、 尾翼の根本を折ってしまったので返りが出来ずループになってしまいました。 ■試作ロータ(参考展示) 何の為にこんなものを作っているかはFACメンバーと 関係者以外にはナイショでーす。 そのうちに日の目を見ることがあるかも...。 (緒方さん) ■Floh 土手飛行場ではなかなか言うことを聞かなかったFlohですが、 鬼怒川では何の苦もなく優雅に飛んでいました。 飛ばしてみると浮きも良いし、なかなか素晴らしい機体だと思います。 後半になって、強くなった風に煽られ敢えなく大破してしまいましたが、 使えるところを利用して新たに生まれ変えさせるつもりです。 ■Skyhawk インドア用に作ったユニオンのゴム動力機改造ですが、暁の河川敷を軽やかに 飛んでくれました。全備で104gほどなので、風のないうちに飛ばしておかなくて は朝一で放しました。調子に乗ってポールにぶつけてしまい、モーター軸の ベアリングが取れてしまい修理待ちになってしまいましたが、 このぐらいの機体であれば、パークフライヤーで飛ばすのも悪くないですね。 ■Lil' Skeeter マグネットアクチュエータを使ったインドア用の28g(リチウム一次電池使用) 超軽量機です。今回は展示のみとなりましたが、ぜひ一度体育館でのフライト をお見せしたいですね。若干問題もありますが、IR(赤外線)でのコントロール も可能なユニークな機体です。 ■Nymph DJ AerotechのモスキートHLGです。上半角も少なくかなり薄い翼型を採用して います。全備で90gほどとかなり軽いのですが、やはり浮きが悪く(腕も悪い) すぐ降りてきてしまいます。尾翼を補強して、スロープとかで飛ばした方が楽しい のかもしれません。今回は、PHSのチウムイオン二次電池(470mA)を使ってみまし たが、動作そのものはまったく問題なく数時間飛ばせそうです。 (加藤さん) ■ロッキーHLG 入門機1号機として初めて製作しました。 内蔵物は、杉山師匠から譲りうけました。 尾翼根本2回、主翼1回、胴体先端2回の度重なる修復のため エポキシ接着材の積算重量は、何gになるのか不明。 1週間前に演習中、池ポチャ浸水してしまい、回収に手間取る。 それからというもの調子がイマイチ。 とにかく人様にお見せできる飛行が出来るようがんばります。 (杉山さん) ■Noisur クラフトるうむの名機Rusionの諸元をいただいて、 自作しようと思いましたが、重量オーバーにて主翼を60インチクラス に換載しました。川田さんが手投げで楽々とサーマルを捕まえるのに、 私はショックコードで打ち上げてもだめでした。 機体製作技術と操縦技術の差を見せつけられました。 ■インドア130 ラジ技の記事を見ながら、見よう見まねで作ったものです。 メカ積み前の参考展示です。 (その後、非常にゆっくり飛ぶことが確認されました) (つねたん) ■スーパースカイコアラ ムサシノのサーマルグライダー「スカイコアラ」2号機です。 図面から作った自作機で電動機としての軽量化およびバッテリー 搭載スペースを充分とりたかったために胴体を延長しておりますが、 結果的にはオリジナル仕様で良かったと反省してます。(^^;;; QRP6Vモータ、コスモテックプラネタギヤユニット(4.5:1)と 巨大ペラ(グラウプナー12×10インチ)の組合わせにより 垂直上昇を可能にします。 この日は翼に着氷するほど寒かったので、イマイチでして、 少し垂直上昇したらだれてしまいパワフルな感じでは ありませんでした。(^^;;; 自分は見せる飛行技術がないもので垂直上昇という一発芸にかけた のですが、そろそろこの看板を降ろす潮時と考えています。 やはり、この機体は悠々とサーマルを探して飛ぶか、 超スローパスや穏かなラダーロールが似合っていると思いました。 何回目かのハンドキャッチに失敗し小破してこの日はジエンドとなりました。 ■GPハミングカブ号 作ってから2年になりますが、この機体だけは一度も墜落をしていない 唯一の機体です。久し振りのエンジン機なので緊張してスタントらしき ものができないままに終わってしまいました。強風が吹き始めたのですが 無理矢理飛ばしていたらゴム止めの主翼が風にあおられて外れそうに なったので慌てて降ろしました。 ■スカイウォークHLG 満を持して軽量化したメカを積み込んで持参しました。 川田さんに飛ばしてアドバイスをいただこうとしたら、発進してすぐに ノーコン状態になり飛ばせませんでした。 先週までちゃんと飛んでいたのに全く本番に弱いです。 しか〜し帰宅してチェックしても異常がないのです。 デッドエア状態でもクルクルまわって上空まであげてしまう常人とは 思えない飛び方をする川田さんから発するオーラの影響ではないかと 考えています(^^;;; その後、受信機の不具合ということが解り、修理しました。