「製作ノウハウ集」
接着剤について 胴体の製作 主翼の製作 フィルム貼り 動翼(エルロン・ラダー)ヒンジ加工 水平尾翼の接着手順 垂直尾翼の接着手順 冷却空気取入れ口および排出口 サーボ スピコン 受信機 動力バッテリー 充放電器 親(鉛)バッテリー モーター プラネタギヤ組立の補足&メンテナンス メカ積み メカ組み完成後の最終調整
★裏技情報記事へのリンク★主翼の剛性を高めたい場合(主翼バンザイ破損対策) ★エポキシ・瞬間接着剤の上にフィルムを貼る方法 ★古いフィルムを、きれいに剥がす方法 ★垂直尾翼:直角取付け治具 ★Futaba R113F受信機の飛距離をのばす方法 ★駄目になったバッテリー(ゴミセル)の復活方法 ★素人でもできる10セル以下の軽い改造方法 ★プラネタギヤが固くなった時の処置 ★複葉機の重心位置調整方法 ★デジカメ接写撮影の秘訣:モータの項にあります ★フローティング・チャージ ■他コーナー記事へのリンク ■ラジコン小技工房
- ★このコーナーはラジコンに関する裏技集です。 相互リンクしています。
400クラスのギヤダウンのモグラ(モーターグライダーの略) について説明します。 電動飛行機に入門するにあたって収集した情報です。 電動飛行機の開拓者の方の記事をインターネットを利用して調べました。 新潟の坂本さん、神奈川のtoko田中さん、アサミのKMレポート、QRPの技術情報が 参考になりました。 いろいろ調べた結果、400系モーターグライダーで電動飛行機の世界に入門しました。 これから入門される方、始めたばかりの人を対象としてノウハウを書きます。 初心者ゆえの間違いやら独断と偏見も多いと思いますが笑って許して下さい。 ベテランの方は読み飛ばしてください。 ★印は特に重要と思った情報です。 見出しに戻る
製作ノウハウ集
@カンザシ:2mmベニヤ板でカンザシを作り 左右主翼接合部にエポキシ接着剤で接着する。 Aカーボンキュアシート:引っ張り強度が高いカーボンキュアシートを 上下スパー(桁構造部材)の上に低粘度瞬間接着剤で貼ります。 横一文字に貼ったシートの上からプランクしてあるのが正しい処理方法です。 画像は ここをクリックしてください。 プランクした上からカーボンキュアシートを貼った場合の裏側の 画像は ここをクリックしてください。 Bグラステープ:主翼中央接合部および左右翼の接合部にグラステープを 瞬間接着剤で貼り補強する。 グラステープの貼り付けには低粘度瞬間接着剤を使い捨てビニール手袋を した指で押して固定します。
★Futaba R113F受信機の飛距離をのばす方法 カー用受信機なので受信感度が低く飛距離が短いのですが 安価で軽量というのは魅力です。 この悩みは100cmのアンテナ線に付け替えるだけで改善されました。 地上での距離テストを充分して確認してください。 ノーコンの責任は負えませんので自己責任でやってください。
中古品の密閉型シールドバッテリー17Ah ¥1.500を買いました。 これでも結構重いです。 自宅でプロポ送信機&動力バッテリーを充放電処理するときと車に積んで移動中 および現地で充電するときの2個の17Ahの密閉型シールドバッテリーを使っています。 親バッテリー(鉛)の充電について。カー用品売場で売っているような簡単な充電器で一晩(約8時間)充電します。 注意:10.6v以下に下がると回復不能障害が起きて使えなくなる事があります。 鉛バッテリーは過充電に強いので、まめに充電しましょう。 ★フローティング・チャージ 親バッテリーを充放電処理で使用中に電圧低下して シュルツェ充放電器がエラーメッセージを出した時の裏技です。 バッテリー充電器を親バッテリーの端子につなぎ、直接接触しないように シュルツェ充放電器の端子をつなげば作業続行できます。 これをフローティング・チャージといいます。 これは助かります。お試し下さい。 見出しに戻る
モーター
■CT2947BBモーターの進角調整作業要領 自分は進角調整済みの製品(QRP HYPER 400/35T-RV 赤ラベル正転用)を 使っていました。 最近、レーシングモーター:CT2947BBを入手したのですが 出荷時の設定は進角0の状態です。 そこでCT2947BBの場合を例にしてベテランから教えていただいたアドバイスを基に 素人なりの進角調整の作業方法を記します。 進角とはモーターのコミュテータに対するブラシの取付位置のことです。 進角10度というとモータの回転方向と反対方向に10度ブラシの位置を回すことを 言うそうです。 モーターには進角目盛りがついており、+/-15度までの目盛りがついています。 15度ともなるとパワーアップするが消費電流が大きいとのこと。 toko田中さんの記事によると検討時の条件では5度が適正値だったそうです。 回転計と電流計を持っていない自分は、中間をとって無難な10度にしたという、 いい加減さです。(^_^; 進角はモーター軸の回転方向と逆方向につけるわけですからプラネタギヤでは 正転用モーターなのでエンドベル側(モーターの後ろ側)から見てエンドベルを 反時計回りに10度回すことになります。 エンドベルを回す方法は2箇所のビスを緩めます。 画像は ここをクリックしてください。 目盛りを合わせてビスを締めるだけです。 画像は ここをクリックしてください。 何で、こんな当たり前の作業を書いたかと言いますと実は最初に教えてもらった人は ネジを緩めずにエンドベルの合成樹の部品をプライヤーでくわえて 無理やり回したそうで、傷だらけになっていたからです。(^_^; この接写撮影はルーペをレンズの前にかざし、 デジカメのマクロ撮影設定で撮影すると鮮明に写す事ができるというOさんの情報により 可能となりました。使ったルーペは、ありあわせのものでこんな感じです。 画像は ここをクリックしてください。 ■S400モーター(6V)馴らし作業要領 手持ちのアマチュア無線用定電圧電源(MAX3.5A)で問題なく使用できました。 @ 3Vで60分間 A 6Vで10分間:冷却ファンの代わりに小型扇風機の上で回す。 (冷風ドライヤーでも可) B 8.4Vで5分間:冷却ファンの代わりに小型扇風機の上で回す。 C 初めの10フライトはおとなしく飛ばします。 見出しに戻る
プラネタギヤユニット
■プラネタギヤ組立の補足&メンテナンス 自分で組み立ててみて付属の説明書だけでは解り難かったり、 迷ったりした点を解り易く手順を追って書いてみました。 ・遊星ギヤ等のパーツをシャフトから外す。 ・真鍮スペーサーを外す。 ・Sベアリングの内径の小さい方をシャフトに圧入する。 水平にしたラジオペンチの根元を利用して押し込む。 (かなりきつい、溝が内側となるよう注意!) ・ボール板ユニットを入れる(方向性はない) ・Sベアリングの内径の大きい方をシャフトに入れる。(溝内側注意!) ・フランジに焼きばめしてあるスリーブを外します。 外す方法はスリーブの先端をラジオペンチで持ち、ガスコンロで熱し、 熱膨張させて外します。 ・しばらく待って冷めてからFベアリング2個をフランジを挟むようにして圧入します。 ・遊星ギヤ類のパーツをシャフトにつけます。 ・フランジ(Fベアリング2個付き)を、シャフトに圧入します。(かなりきつい) (最近の製品はベアリング組み込み済みになったので上記作業は不要となりました) ・ギヤ部にセラミックグリス(タミヤ)を注入し、ギヤユニットを組み上げます。 ・モーターシャフト切断:先端を万力でくわえ、 鉄鋸(スエーデン鋼の青色の鋸 細目が最適です)でカットし面取りします。 リューターがあれば簡単な作業です。自分は最近、DOREMEL買いました。 ・モーターシャフトの先端&ピニオンギヤをアルコール等で脱脂処理します。 ・モーターシャフト先端にネジロック剤を塗布し、ピニオンギヤを当てます。 ・万力等ではさみ、じんわりとピニオンギヤを圧入します。 ・何度も付け外ししてピニオンギヤの内径が拡がりゆるくなった場合 モーターシャフトにニッパーでキズを付けます。 ・モーターにギヤユニットを組み付けます。爪楊枝の先に微量付けたネジロックを、 ビスの根元に塗布してから組み付けます。 ・動作チェック:出力軸を指で回してゴリ感がないようにモーター軸と ギヤユニット軸を合わせてネジロック塗布してビス止めします。 プロペラを付けて回転させて、異常振動が発生しない事を確認します。 (注)現在はベアリング組み込み済みの製品となっています。p(^o^)q★プラネタギヤが固くなった時の処置S山さんからもらったピニオンギヤ抜き工具(自作)を プラネタギヤシャフト押し込み工具に改造して使いました。 スピンナー先端から着地(墜落とも言う)した場合は、 プラネタギヤシャフトが押し込まれ、動きが滑らかでなくなったり、 シャフト先端を指で回しても動かなくなる場合があります。 こうなったら、シャフトを元に戻す処置が必要です。 ギヤ抜き工具の穴部の径をヤスリで広げ、プラネタギヤシャフトが 入るように改造しました。ギヤユニットをバラして、3個のギヤが あるほうのシャフトの中心を、ピンポイントでじんわり押し込み、 スラストベアリングのガタが無くなる直前まで押し込みます。 その後、シャフトを指で回して動きが異常に硬くないことをチェックして終了です。 (注)モーターの種類によって違い、S400およびQRP HYPER 400は 軽く回り、CT2947BBは硬いです。 見出しに戻る
メカ積み
モーターの取り付けにはゴムブッシュ(Futabaマイクロサーボ用)を 使用するそうです。しかし、京商ギヤマウント(0.5mmモジュール)は 振動が多いため必要ですが取り付けが不安定となる欠点があるそうです。 プラネタギヤの場合は振動がないのでゴムブッシュは不要とのことです。 動翼ホーンの穴位置はエレベータは2番目、ラダーは1番内側にします。 操縦索(水糸)は強く張ります。 使用前に柱等でしごいて伸びをとります。 見出しに戻る
メカ組み完成後の最終調整
重心調整および左右バランス調整をします。 ★左右バランス調整:片方に板鉛を両面テープで貼り付けて調整する。 (大きな翼の場合は絶対必要です) 画像は ここをクリックしてください。 ★複葉機の重心位置は上下の翼の中間位置となるので注意します。 見出しに戻る